大理石について

階段状に並べられた大理石

文化としての大理石

大理石の本場はイタリアやスペインなどのヨーロッパです。国内では多く産出しないことや、もともと日本は石の文化ではなく木の文化が発展したため、あまり一般的な素材ではありません。Marblestではイタリアをはじめ、ヨーロッパの石材を多く取り扱っています。

大理石はどこでも採石できるものではなく、量に限りがある希少性の高い天然素材です。素材としての歴史も古く、古代より彫刻や建築などで使われていました。古代ローマの神殿やルネッサンスの彫刻で目にした方は多いかと思います。

名前には産地を入れることが多く、例えば「ビアンコカラーラ」はイタリアのカラーラ地方で産出された白(ビアンコ)の石という意味です。また、皇帝という名前がついている「エンペラドール ダーク」のように風合いや色から付けらることもあります。

三色の大理石

豊富な種類を取り扱っています

Marblestではビアンコカラーラ(白)やグルジオカルニコ(グレー)、エンペラドールダーク(濃茶)といった大理石を使っていますが、その他、様々な石を選ぶことが可能です。また、要望をいただけたら、特注で石を見繕うことことも可能です。

表面は光沢の美しい水磨きで仕上げています。7回もの工程を経て磨き上げています。経年劣化でひび割れてしまうようなコーティングはしていません。長く使って風合いを足していくことが、天然素材の味と考えています。

その他には、エイジング加工という表面を荒らした加工も可能です。大理石でエイジングをするメーカーは少ないので、オリジナリティが欲しい方にはおすすめです。

並べられたシィナベル

取り扱いのご注意

大理石は天然素材の為、1 枚1 枚、模様・色手が異なります。カタログ、Web サイト等の写真については、なるべく雰囲気をお伝えできるよう心がけておりますが、個体差がございますのでご注意ください。

素材感を活かすために、無塗装の磨き仕上げにしてあります。浸透性がありますので、シミや汚れの付着にはご注意下さい。また、長期使用により全体的につやが落ちてきます。自然素材ならでは風合い、エージング感をお楽しみください。磨き直すことも可能ですので、お問い合わせください。

天然石のため、石目、空隙・亀裂、ピンホールが混入する場合がございます。

小口、端部は特にわれ、かけが起こりやすいため、ぶつけたり物を落としたりしないでください。

酸に弱いため、酸性洗剤・カビ取り剤などは使用しないでください。普段のお手入れは布で乾拭きをしてください。

エンペラドールのキッチン

よくある質問

Q.大理石が汚れてしまったのですが、きれいにできますか?

A.磨き直して輝きを戻すことはできます。染み込んだ汚れは磨き直しても残ることがあります。一度、ご相談くだい。

Q.割れてしまったものを直せますか?

A.割れたものを接着することはできますが、強度は落ちます。裏から木を当てて補強することも可能です。実物を見させていただいて、ご提案します。